みなさんは人事にどのようなイメージを持っていますか?
私は人事という仕事の素晴らしさを知るまでは、地味だし成果が見えにくいし、なんだか優秀じゃない人がいく部署のような非常に悪いイメージを持っていました。(ドラマでも嫌な役が多かったりしますよね。。)

しかし、いろいろなビジネス書を読んでいく中で人事の大切さを知り、今ではとても人事の仕事を尊敬しています。その結果、エンジニアをしているのに人事への移動希望まで出してしまいました。

人事の仕事というのは会社によって範囲が違ったりするため、今回ご紹介する本の全部が全部みなさんの仕事に当てはまるわけではありませんが、私がこれまで読んできた中でとてもオススメの本を紹介します。
もし人事の仕事に悩んでいたり、やりがいを感じていない場合は、騙されたと思って今回ご紹介する本を手に取ってみてください。

Googleに学ぶ世界最高の人事

Googleといえばみなさんご存知ですよね。
検索システムだけでなくYouTubeやAndroidも開発している世界的な大企業です。

このGoogleですが世界最高の職場としても有名で、無料の食堂やATM、移動図書館や移動美容室が社内にあるということで話題になったりします。
もちろん給料についてもとても高額と言われています。

まずはこのGoogle関連の書籍をご紹介します。

Googleで最も重要な仕事は採用!?

そんなGoolgeですがCEOのエリックシュミットさんは経営者にとって最も大事な仕事は「採用」と主張しています。とても意外ですよね。世界的なIT企業で最も重要な仕事が「採用」なんです。勝手なイメージですが、技術力とか効率とかそう言った機械的な面が見えそうですが全く違うんです。

そんな採用について経営者の視点からこのエリックシュミットさんが説明しているのが How Google Works です。

人事担当が絶対に読むべき本 その1 How Google Works

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この本は経営者の視点からGoogleの色々な部分を語っている本となっており、そのなかで評価や採用についても語れています。人事担当者として経営者の視点から仕事を見つめ直すいいきっかけになると思います。

Googleの求めるスマートクリエイティブ

特に印象に残るのはGoogleが採用したいと思っている人材、スマートクリエイティブと読んでいる人たちについての話です。

スマートクリエイティブとは「モノを考えることを生業とする人々」のことです。
このように書くとドラッカーの説明する「知識労働者」という言葉が浮かんできそうですが、Googleが求める人材はこの知識労働者とは違う特徴を持ち合わせています。

<知的労働者>
より専門性を持った人材のことで特定のことで職人となる人々
<スマートクリエイティブ>
専門性だけでなくビジネススキルや創造性を持っており、すぐに職務を変えたり、納得できないことがあれば黙ってはいないような人々

他にも色々な説明はされていますが、簡単に比較するとこのような人々です。
日本人だと職人肌の人に対しての尊敬が高いイメージがありそれだけで優秀と判断されそうですが、Googleはそれだけでなく、経営力などももった多才な人を求めているというのです。

このように自分たちが求めている人材をはっきりとイメージして採用活動をするのは意外と難しかったりしますよね。この本ではどうやってそれを実現しているかなども説明しています。

とても読みやすい本なのでぜひ手に取ってみてください。

Google流の世界最高の職場の作り方

次にご紹介するのはGoogleの最高人事責任者のラズロ・ボックさんが著書の WORK RULES! です。

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この本は人事担当者の視点からGoogleの取り組みを紹介している本で、採用・評価・文化・育成・福利厚生などあらゆることを細かく説明している素晴らしい本です。

このラズロ・ボックさんもエリックシュミットさんと同じく採用が非常に大事だと説明しています。
そしてどうすれば素晴らしい人材を採用することができるのかについて、かなり細かく説明しています。

採用で陥りやすい問題とその対策

例えば、心理学的な研究で確証バイアスと呼ばれている問題を避けるにはどうすればいいのかについて、Googleで実際に取り組んでいることなどを説明しています。
確証バイアスの例を挙げると人は面接のときに最初の3から5分で相手への評価を決定し、あとは自分の評価を裏付ける証拠を探すことに時間を費やすなどです。そんなことないと思われるかもしれませんが、実際に統計的にはこの結果を裏付けるデータが見つかっていることのことです。

この問題を避けるために構造化面接を取り入れたり、採用候補者の部下になる人を面接官に選んだりと様々な取り組みをしています。それらのことが非常に細かく書かれています。

どうやって評価して、どうやって報酬を決めるか

この本では採用だけでなく評価についてもとても詳しく記載されています。
社員にとってはとても大切な評価制度について、Googleがどんな評価制度を用いていて、どのように進化させているかを事細かに説明しており、昔は47段階評価だったGoogleの評価を5段階まで減らした話などとても参考になります。

みなさんならどのように考えてどのように進化させるかを読むと、非常に意義のある本になると思います。

本を買わずにGoogleの取り組みを知る方法

ここまでご紹介したGoogleの取り組みですが、正直この記事だけでは語りきれません。
しかし、もう少し深く説明されたページをご紹介することはできます。
Google Re:workというサイトで、Googleが突き詰めた働き方についての様々な情報がまとめられています。
日本語訳が正直微妙なので、私は書籍をオススメしますが、無料なので覗いてみるのは悪くありません。
少しでも興味が湧いた方は覗いてみてください。

Google re:Work

ふりきりまくった人事制度!Netflixの人事

次に紹介する本は人事制度の常識を壊してくれるすごい本です。
定額動画配信サービスとしてアメリカ最大の人気を誇っているNetflixの人事についての本です。

日本ではあまり馴染みがないので先に少しだけNetflixについて説明しておきます。
Netflixは定額動画配信サービスをやっているアメリカの会社で、実はGoogleやFacebookと並べて語られることもあるほどの巨大企業です。時価総額で見ると日本のあらゆる企業よりも高く、世界のTOP50に入っています。
2020年4月の情報では、あのディズニーの時価総額を超えています。

そんなNetflixはアメリカ企業の中でもひときわ特別な人事制度を採用しています。
日本だと考えられないかなり振り切った人事制度なので、苦手な人もいるかもしれませんが、一例として考え方を学ぶにはとても良い本です。

Netflixの最強人事戦略

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Netflixの人事戦略のすごいところは、何と言ってもバンバン人を解雇するところでしょう。
たとえ古くからいた社員だろうと、会社に合っていなければ解雇します。
今の会社にとって必要な人間を常に求め続けるこの姿勢は、実は組織が新陳代謝を得るためにはとても大事なことなのかもしれません。
賛否両論あるとは思いますが、この考え方は必ず人事の人間には必要となると思います。

社員のパフォーマンスをあげる最強の目標管理

続いてご紹介する本は、人事の仕事に直接関係ないと思われるかもしれません。
どちらかといえばマネージャーの仕事とみなされることが多そうな目標管理についてのお話しです。

今回ここで説明しようと思ったのは、人事の仕事というのは社員が成果を出すための仕組み作りも含まれると思ったからです。
ご紹介するのはOKRと呼ばれる目標管理の方法です。非常に有名なのでご存知の方も多いかもしれないですね。

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OKRとは、Objectives, Key Resultsの略で1つの定性目標と3から5つの定量目標を組み合わせる手法です。
最初に紹介したGoogleをはじめ、世界の様々な企業で取り入れられており、非常に有用な目標管理手法として有名です。

コツは、めちゃめちゃ頑張って達成できる確率が50%の目標を作ることです。
そうすることで自分の限界に挑戦する目標を作ることができます。

OKRについては動画でも詳しく説明しているものがあるんで、ぜひ覗いてみてください。

人事の仕事の難しさ

ここまで4つの本を紹介しましたが、中身は多種多様です。ひとくちに人事の仕事と言っても組織によっては全く違う構造や権限になっており、本に書いてあることをそのまま実践することは難しいかもしれません。

しかし、必ずあなたの仕事に役に立つ情報が含まれているのでぜひ読んでみてください。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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